「西遊記」から、孫悟空の乗る筋斗雲を貝殻アートで作ってみました。ツメタガイを寄せ集めただけですが、雲が沸き起こる際の小さな気流によって生じる渦巻を表現出来たと思います。上に乗っている孫悟空は、他の3人の西遊記メンバーと共に既に当サイトで紹介済みです。
雲に乗るキャラと言えば、平等院鳳凰堂の御本尊である阿弥陀如来のバックで楽器を奏でる天女達の様子もまた思い浮かべると良いでしょう。
またまた愚痴話の繰り返しになると思いますが、かつて大学の人形劇クラブで「西遊記」の作品化を試みた事があり、起案が通っていざ作品化!となりました。私以外の他のチームメンバーも「西遊記」の記号としてのプロッブと言えば、悟空の頭の輪っか 如意棒 筋斗雲までは流石に認識していましたが、三蔵の法冠 八戒の熊手 悟浄の宝杖(三日月型の刃が付いた武器)まではまるで認識しておらず。また、西遊記キャラのスタイリッシュなコスチューム(私は拘りたかったのに、同じチームの同学年のメンバーがそれらを完全否定した。)や、悪の大魔王の、もっと大きく作れという事で、冠や鎧や青龍刀を携えた私のデザインセンスまでも根本から否定し、目先だけの安易なアイデアで、単なる大入道にしてしまった。判り易く言うなら、私は本格的なヒーロー作品にしたかったのに、西遊記と日本昔話の区別もまるで付かない様な連中が、ショタ趣味 露出趣味 ゆるキャラ趣味の、下手に素直なだけの甘ったるい、如何にも「子供向けでござい!」な作品にしてしまった。あの屈辱感は今でも忘れません。鬱憤を晴らすために誰にも内緒でひっそりと私の拘りの人形をもう一組作った(部室の火事で燃えてしまったが)のも思い出です。