引き続き「飛べ!孫悟空」から、次郎法師です。声の出演は柴咲コウさんです。
最終回で、三蔵法師の先輩で、かつては三蔵と同じように天竺に経典を取りに行った、北島サブちゃんが声を演じた三郎法師(実際にはサブちゃんはいかりや長さんよりも年下だけど、そこは貫禄で)。志半ばで先に進めなくなった先輩の意思を引き継いで、志し新たに天竺への旅立ちの決心を固める三蔵一行。で物語は終わっていました。もっとも、天竺の三つの蔵にあるお経を取りに行くという事で、玄奘は「三蔵」の称号を貰ったわけだから、サブちゃんも本当ならまた「三蔵」になる訳だが、ま、そこはギャグ番組という事で。
で、物語は終わっていなかった、というのが今回のキャラ登場における設定です。「志村けんの大丈夫だぁ」か「バカ殿様」の時間を使って描いて欲しかった後日談(2017バージョン)としての物語に登場するキャラが彼女です。
天竺を目前に三蔵が病に倒れ、帰らぬ人となった(これは、いかりや長さんが実際に鬼籍に入られた事にリンク)。残されたメンバー5人(馬も含む)はそれぞれが好き勝手なことを言って(それにしても高木ブー氏、上手く声が出るかな)解散しようとか言い出す始末。そこに現れたのが三郎法師の娘の次郎法師(女城主 伊達直虎の若き日の法名そのまま)。彼女が新たなリーダーとなって天竺への旅のラストスパートを駆ける。本編では描かれなかった天竺国の様子もここで明らかになる という次第。
実際「飛べ!孫悟空」よりも後に日本で作られた何本もの「西遊記」ドラマは、何れも三蔵役が女優という。だったらここでもそれをやろうという狙いと、後は名前の語呂合わせですね。尚、以前にアップした二郎真君とは何の関連もありません。
それは兎も角、柴咲さんの三蔵法師役も結構似合いそうですね。