新海誠監督のアニメ映画「君の名は」をハード録画で見ました。特に斬新な演出や映像美は無かったですが、見ていて本当に切ない気持ちになりました。エンタメに大切なのはやはりこの、心に(さり気なくも)訴えるメッセージ性だと思いました。
さて、私が考えた「真 君の名は」です。終戦間もない昭和22年。青年後宮春樹はまだ戦争の混乱の最中、見ず知らずの一人の女性から彼女が顔を覆うように巻いていたマフラーを手渡され、それをずっと大切そうに持っていた。春樹はその時に「君の名は」と声をかけたのだが、混乱に紛れて聞き出すことは出来なかった。
彼はある朝目が覚めると、自分が別人である一人の女性と入れ替わっている事に気が付く。女性の名は氏家真知子。二人はメモ用紙にそれぞれのメッセージを残しながら、お互いの人格をそれぞれ経験していた。しかしある日、入れ替わりがなくなる。春樹は真知子の住んでいた町が空襲で焼け野ヶ原になった事を知る。お互いの入れ替わりは実は3年の時を隔てたものであり、真知子の時代はまだ戦時中だった。再び真知子と入れ替わった春樹は、町の人たちを安全な場所に疎開又は避難させようと奮闘するが…。
数年後、真知子に所縁の地でもある佐渡ヶ島の尖閣湾を訪ねた春樹は或る女生と出会う。お互いにインスピレーションを感じた男女はお互いの名前を尋ね合う。
画像は、佐田啓二 岸恵子主演で昭和28~29年に三部作で公開された映画ですが、同年に「ゴジラ」も制作公開されて大ヒット。何と62年後にも映画対決が再び見られるとは!歴史は繰り返す とはこの事ですね。
もし実写版でリメイクするなら、こんな作品にして欲しい。そしてまたゴジラと対決して欲しい、かも。
時空を超えた男女の愛を描いた映画と言えば、他に「ある日、どこかで(スーパーマンが主演)」「イルマーレ」その他、結構あります。