僕の子供時代の一番の愛読書は小学館が月刊誌として出版する「少学〇年生」でした。他の子供たちが購読していた「少年サンデー」「マガジン」「キング」といった週刊漫画雑誌は至極たまに良いことがあったときに買ってもらうか、友達に見せてもらう程度でしたね。昭和42年3月に手術で入院した時、見舞いに買ってもらった少年マガジンに、当時人気だった怪獣たちの特集(ゴジラからシーボーズまで。丁度「ウルトラマン」が放送終了の時期だった)があった事をはっきりと覚えています。
当時、少年サンデーで連載の「ジャイアントロボ」が、私の入院のその半年後にテレビスタートしました。しかし、友達と「ジャイアントロボ」の話をしても、友達は劇画の事を知っているのに、私はテレビで放送の特撮のそれしか知らないので、話が微妙に食い違ったりもしました。しかしそんな私でも、BF(ブラックファイヤー)団が作ったロボット、GR2 GR3の事は知っていました。ジャイアントロボの正式名がGR1なので、こいつらは言わば、大鉄人18や「鉄人28号」のブラックオックスみたいな位置付けにある弟ロボットなんですね。
テレビ特撮作品の「ジャイアントロボ」にはGR2は二度登場しているのにGR3が登場しなかったのはマジで不満でしたね。着ぐるみは当然ジャイアントロボのそれを流用すれば容易なはずです。代わりに「カラミティ」というロボと同じ形のキャラが登場しましたが、正直言ってあんなのを出すならむしろGR3を出して空中戦を展開してくれた方がよっぽど良かったです。
そんなGR3を、ロボの着ぐるみの流用を前提に考えて画像化してみました。劇画版とは異なる私オリジナルの、しかしイメージを損なわない範中でのデザインです。