川北紘一監督への追悼第二弾は国産ゴジラ映画に出して欲しいオリジナル怪獣です。
東宝が二年後に国産ゴジラ映画シリーズを復活させることを宣言したらしいです。正直、ミレニアムシリーズの ムリ ムラ ムダだらけの偏った内容にはウンザリ感すら感じました。もし新しいシリーズが始まるなら、「こんなゴジラ映画にしてほしい」という要求注文は山ほどあるし、それらを列挙していたらキリがありませんが、ネットサイトや郵便物等によるアイデアの一般公募をキメ細かく行って、ファンの要望に対して開かれたゴジラ映画を制作して欲しい!と思います。ファンの要求や価値観を制作者側が一方的に決め付ける様な制作のあり方はもう返上してください!と言いたいです。
もし新シリーズとしてリメイクするなら、例えば「フランケンシュタイン」のリメイクが、「フランケンシュタインの花嫁」も併せたものであった用に、リメイク第一作は、54年の「ゴジラ」と、翌年の「ゴジラの逆襲」を併せた様な作品にして欲しいですね。あと、ピータージャクソン版「キングコング」の様に、昭和29年を舞台背景(Always三丁目の夕日 の様な)にしてくれれば言う事なしですね。ただしオキシジェンデストロイヤーは無く、東京を蹂躙したゴジラが「畜生!畜生!」の叫びを受けながら海に去り(この後、62年の月日が流れる という設定を入れても良さそう)、次のシーンでは「ゴジラの逆襲」の様に、新怪獣と共に上陸し、激バトルが展開される。
画像はかつての暴竜アンギラスに相当する、ゴジラの新ライバル怪獣です。東宝怪獣映画史上では「モスラ」のダガーラ以来、特撮怪獣史上では「ガメラ」のジーダス以来の本格的正統派ストロング系恐竜型怪獣 豪竜ケンドラスです。剣竜ケントロザウルスがモチーフです。デザインの方は「ゴジラミレニアム」のオルガの没デザインで、その後「ウルトラマンメビウス」の第一話の怪獣、ディノゾールのデザインの元になったものを正統派恐竜風に逆アレンジしたものです。「ディノゾール」が「ダイナソー」つまり「恐竜」を意味しますから、まさに「宇宙恐竜(ゼットンよりもむしろこちらに相応しい称号)」という事になりますよね。誕生由来の意味合いの深さから言っても完璧過ぎるくらいです。新作ゴジラの最初のライバル怪獣として、これ以上のキャラ(最初ということもあって、あまり出来過ぎるのも良くない、あくまでも控えめ路線で)が果たして考えられるでしょうか?
無論、ケンドラスとは別に、GMKでの実現が叶わなかった、アンギラス バラン バラゴンのゴールデントリオも、今度こそ実現させて欲しい!と心底思います。フルCGのドゴラも是非見たいですね。