ミレニアムゴジラシリーズから。上段の画像の「バラゴア」は雌のバラゴンです。角がありません。
神社の狛犬は片方に角がある(又は両方角がない)という造形ですが、角のある方は口を閉じ、もう一方は口を開けています。これは南大門の仁王像にも見られ、阿吽(あうん)と言われ、物事の始まりと終わりを意味します。「ツーと言えばカー」みたいなものかも知れません。口を開けた方が雌、閉じた方が雄です。雌の方は「唐獅子」と呼ぶのが正しいようです。そこで、もし護国聖獣バラゴン(婆羅護吽)の雌がいたとすれば、理屈から言えばバラゴア(婆羅護阿)という名になるのでしょう。
下段は、おそらく過去にもこのアイデアはご覧になったかと思いますが「四神」です。東宝怪獣を東洋の伝承になぞらえたもので、キングコングを含むハリウッドの「GOⅮZILLA」ではなく、日本の「シン・ゴジラ」のシリーズでやって欲しいアイデア(ヤシオリ作戦とかもあったし)です。
ミレニアムゴジラシリーズでは、機龍編を前後二本に分けるよりも、むしろ「大怪獣総攻撃」の方を二本に分けて欲しかったですね。GMKに続く第二弾はやはり「四神」で決まりでしょうね。この方がマイナー怪獣達の価値を活かせるし、前作で視聴者の心に空いた隙間を上手に埋め、かつ、目先の安易さばかりに走ったために登場怪獣が偏ったというシリーズ全体のバランスを修正し、GFWへの負担も減らせるという、まさに一石三鳥四鳥なアイデアだったと思うのですが。GMKの後で一回お休みにしてもシナリオの一般公募をして欲しかった。そうすれば。メカゴジラなんかじゃなく、僕だったら先ずはこのアイデアを送ったのに!
四神の中央には黄龍、または麒麟がいるとも言われます。前者はキングギドラ(又かよ!)になるでしょう。後者の場合は玄武をカメーバに替え、デザインを麒麟風にアレンジしたアンギラスに中央のポジションに入ってもらう事になるでしょう。四神という概念は「ガメラ3」に登場しましたが、むしろこちらでやるべきでしたよね。