昭和の「仮面ライダー」の場合なら、大幹部の正体も実は怪人、というのが定番でしたね。怪人体の無い幹部もいましたが、以前、私がオリジナルにゼロ大帝と魔神提督の怪人体のアイデアを独自にイメージして画像をアップロードし、心の隙間を埋めた事もありました。
そこで今度は「変身忍者嵐」の血車党大幹部、骸骨丸の怪人体、強力化身忍者を独自に考えてみました。以前にも申し上げましたが、化身忍者は単に風土に密着した動物がモチーフというだけではなく、日本古来の妖怪も隠しモチーフになっている。嵐も単なる猛禽モチーフではない、鞍馬山の天狗=迦楼羅=ガルーダがモチーフであり、だからこそ次の西洋妖怪シリーズに無理なく繋がる。じゃ、骸骨丸の恐怖の正体は?真っ先に思い付くガシャ髑髏は、既にいるノミドクロと部分的に被る。じゃ、複数の動物の要素をゲルショッカー風に併せた鵺(一種のキメラ)が良い!という事で、その名も髑髏鵺(ドクロヌエ)です。頭部は狒々の頭蓋骨で、首から下は狸と虎の毛皮をイメージ、後尾から生えた蛇が体に巻き付いています。
それにしても骸骨丸のポジションって、ネオショッカーのアリコマンド養成所教官、蛇塚のポジションも思わせます。こういったイレギュラーの中にたまに意外な秀作キャラがいたりもします。骸骨丸の場合、下忍を養成する教官でもあるらしいですが、むしろ「ライオン丸」の髑髏忍者養成教官の方が似合っているかも。