ニャルラトホテップというのは、本来はラグクラウトの「クトゥルフ」に登場するキャラクターです。「顔がない」「1000の顔を持つ」悪魔とも形容され、例えばクトゥルフが、人間なんか意に介さない!といったキャラなのに対して、奴は人間の心理に巧みにコンタクトをかけて来ると言う、まさに「悪魔的」なキャラと言えます。
ここでは「エイリアン-プロメテウス」の一連の映画の世界(当然、プレデターも含む?)の中の1クリーチャーとして想像し直してみました。
エイリアンの種族の中でも悪い意味で最も優れ、「攻撃性」「本能的な凶暴性」とは異なる、まさに「悪魔的」と形容するに相応しい様なサディスティックな残酷さを持ち、心理作戦的な駆け引きに長け、相手の苦しみをまるで嘲笑うかの様な行為に史上の喜びを感じるという、最も恐ろしく、最も憎むべき奴。フェイスハガーが張り付いた知的生命体の一番邪悪な部分をそのまま受け継いだものと思われる。