昔々、神々と人が共存していた時代の事。地中海に海の魔女がいました。彼女は一人の海神に恋心を抱きましたが、その海神には他に思いを寄せている女性がいました。
彼女はマーメイドで、男の心を魅了するセイレーンの様な歌声もまた自慢でした。海神に横恋慕した女神は、恋敵のマーメイドをとびきり醜い怪物に変えようと企み、かつて美女メデューサを究極の醜悪女怪物に変えたという女神アテナ呪いについて徹底的に研究して、同じ効果を持つ毒薬を造り出し、、マーメードが水浴びをする入り江の水に混ぜ込みました。下半身水に浸かったマーメイドは、かつてない只ならぬ気配を感じて直ぐに水から上がりました。毒を浴びなかった上半身や頭髪はそのままでしたが、下半身は荒々しい魚竜の鱗におおわれ、彼女の陰毛は6匹の海蛇と12本の触手に変わり(まさに下半身がメデューサ化状態)、それらはスキュラの様に彼女の意思とは関係なく、男を見ると飛び付き、絡み付いて引き寄せ、無理矢理に交わろうとします。そうやって船乗りの男を次々と襲いましたが、絶望の余り、ある日、崖の上から海に身を投げました。しかし。彼女の女性器は怪物と化し、カリュブディスの様に海水を吸い込みつつ、男たちを求めている。との事です。とても子供には聞かせられないお話ですね。
お願いですから「もみぞう」とかでネタにするのは、どうかやめてください!
「伝承 神話」カテゴリーでは、オリジナルにアレンジした仏像とかにも何れ挑戦しようかと考えています。